当社は、昭和39年設立、3年後の昭和42年に高松市中央卸売市場へ入場いたしました。生産者と消費者を結ぶパイプ役であり、重要と供給のバランスを取りながら香川県民の魚食文化や地域の振興にも貢献する物流拠点として、新鮮で安心安全な水産物を地域社会に流通させてまいりました。
現在、取引先は日本全国で約1,300件にも及び、四国域内はもとより北海道から沖縄まで全国各地から多種多様の水産物が集まっています。
当社で扱っている商品は、大きく分けると「地場もの」を主力として「送りもの」「養殖もの」「冷凍もの」の4つがあります。
「地場もの」は、獲れたその日に販売する豪快なセリが有名であり、新鮮で美味しい季節の魚を皆さんにお届けするために地元漁業者とは日常的に連携を図り、豊富な種類と量を確保するための集荷と販売に全力投入し、地元密着型の水産市場としての地位を築くよう日々努力を重ねています。
「送りもの」は、全国の漁場と密な情報交換をしながら一番美味しい時期の新鮮な魚を仕入れ、販売しています。
「養殖もの」は、最も鮮度のいい状態でお届けするため早朝に活け〆を行い、食品スーパーを通じて販売しています。
「冷凍もの」は、近年の食生活の環境の変化から水産物の加工品も市場に多く出回るようになり、皆さんの食卓にも並びやすいような即食性のある簡便性の高い商品を多種多様に取り扱っています。
本社周辺には鮮魚用冷蔵庫を併設する1,500t収容の大型冷凍庫と、切断機や保管庫などの設備がそろったマグロ専用の加工場を備えています。
また大型活魚生簀には、7t水槽が8基、5トン水槽が4基の活魚水槽があり、タイ・ヒラメ・オリーブハマチ・トラフグ・車エビなどの季節の魚が次々と生きたまま水槽車で運ばれています。
瀬戸内海において魚食文化の創造をテーマに、市場の活性化などにも意欲的に取り組んでいます。活気に満ちたセリの様子を見ることが出来る市場見学や研修視察などにも応じて実施しており、消費者との触れ合いを通じて普及活動にも努めています。
昨今、水産物需要の低下が叫ばれる中で、長年培ってきた信用と商品調達力や販売網を生かし、新たな時代へ向け対応していくためにも安心安全の水準を一層上げて商品提供していきたいと考えています。