旬の青果

エンクーシン

2024.06.20

いよいよ梅雨らしい季節になってきました。みなさんいかがおすごしでしょうか。
今週は不安定な天気模様ですが、22日(土)は「令和6年度第3回市場de特別開放」です。青果物・水産物・花きのお買いものと合わせて各種イベントも開催いたします。お足元にお気をつけてお越しください。
さて高松市中央卸売市場青果棟では、様々な青果物が集まっています。今回は高松市ごじまん品でもある「エンクーシン」を紹介します。

今でこそ輸送も発達し北海道や長野・群馬の高冷地より入荷があり夏場の葉物野菜も品揃えしていますが、昔は夏場の貴重な葉物野菜の一つだったようです。
「エンクーシン」は、葉物が減少する夏場に手軽に栄養補給できる夏野菜で、「ヨウサイ」や「エンサイ」、茎が空洞のため「空芯菜(くうしんさい)」など様々な呼び方があります。
以前は高松市を中心に初夏から夏場にかけて多く栽培されていましたが生産者の高齢化とともに生産量も減少しています。

青果の特徴
美味しい理由

夏バテ防止に効果があり、最近ではガンの予防効果や血糖値を下げる効果が糖尿病予防に有効と注目されている栄養野菜です。茎を摘み取ると脇から次々と芽が出てくるので何度でも収穫できるのが特徴です。
エンクーシンはえぐみがなく、ぬめりのある葉とシャキシャキした茎で食感もよく食べやすいです。
夏場のほうれん草の代用品としてお使いください。

おすすめの食べ方

さっと炒めて中華風の炒め物やベーコン等と炒めてソテーにしたり、さっと茹でて胡麻和えや煮びたし、フルーツと合わせてスムージーなどがおすすめです。
加熱しすぎると黒ずんでくるので、茎と葉は分けて手早く茎から調理してください。

見分け方

全体的にみずみずしくて緑色が鮮やかな物がおすすめです。
保存する場合は、袋に入れたり新聞紙で包んだりして、出来れば野菜室に立てて保存してください。