旬の青果

ミディトマト

2021.11.12

11月に入っても暖かく過ごしやすい日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
高松市中央卸売市場青果棟では、今の時期においしい青果物がたくさん入荷しています。

トマトはよく夏野菜と言われますが、本来は暑さに強い野菜ではなく、冷涼で強い日差しを好む性質を持っているため、春から初夏、秋から初冬に美味しさが増しすといわれます。
ミディトマトは、ミニトマトと大玉トマトをかけ合わせて作る品種の総称で、中玉トマトとも呼ばれます。大体一個が50g前後で、果皮、果肉共にしっかりとしているのが特徴です。
香川県内での主な生産地はさぬき市や東かがわ市などの東讃地域になります。

青果の特徴
美味しい理由

ミディトマトには抗酸化作用の高い天然色素リコピンをはじめ、ビタミンC、βカロテンなどが豊富に含まれています。
一般的には、ミディトマトの方が大玉トマトやミニトマトよりもリコピンが多く含まれ、栄養価も高いのが特徴です。
更に糖度についても、大玉トマトよりもやや高い傾向にあり、酸味が少なく甘みが強いです。

おすすめの食べ方

生のミディトマトでサラダやマリネ、カプレーゼはもちろんですが、加熱しても美味しいですよ。
大玉トマトを使うことが多いと思いますが、ミディトマトは煮崩れしにくく味も濃厚なのでパスタや煮込み料理、鍋にもおすすめです。

見分け方

ヘタが青くピンとしているもの。実の赤色が均一で皮にハリとツヤのあるみずみずしいもの。ミディトマトは大玉トマトに比べると球形に近い形をしているので、角ばっておらず滑らかな球形のものがおすすめです。