旬の魚介

キス(シロギス)

2022.06.16

四国地方も例年より遅い梅雨入りを迎え、曇りや雨の日が続いています。気温や湿度もあがり蒸し暑くなってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、高松市中央卸売市場の水産物棟では様々な魚介類が揃っています。今回は「キス」を紹介します。

キスはスマートなスタイルから、‘海の女王’や‘渚の貴婦人’、‘海の貴公子’と呼ばれています。
気温・水温が低いときには深場にいて、春になり暖かくなってくると浅場に移動してきます。北海道南部から九州まで広い範囲で獲れ、香川は名産地となっています。
キスの旬は、手に入りやすい春から秋(3月~9月)でその中でも最も美味しいのは、初夏の5月~7月と言われています。

魚介の特徴
美味しい理由

キスの持ち味の上品さの素になっている、グルタミン酸やリジンが多く含まれています。
キスの身はクセがなく、とても淡白で柔らかいです。

おすすめの食べ方

キスの定番料理は、天ぷらです。フワフワの口当たりとあっさりした味でとても美味しいです。また、キスの骨も天ぷら粉をまぶして揚げるとパリパリの骨せんべいができます。
他には、開きや3枚おろしにしてあるフィレを使ってお吸い物にしたり、塩焼きや煮付け、唐揚げやフライもキスの旨味を味わえます。
新鮮なものだと、刺身にするのもおすすめです。

見分け方

シロギスといわれていますが、白っぽいものはすでに古いです。
見た目に透明感があり、赤みを感じるもの、目が黒く澄んでいて触って身が硬いものが新鮮とされています。