旬の魚介

生海苔(めのり)

2022.01.21

大寒を迎え、ますます寒さが厳しさを増しておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
高松市中央卸売市場水産物棟では、旬の魚介類が集まっています。

今回は、冬の時期だけ流通する「海苔」を紹介します。
加工された焼海苔や味付海苔が一般的ですが、海から採った状態そのままのものは「生海苔(めのり)」として出荷されます。
香川県は海苔の養殖も盛んで、高松市中央卸売市場の近くの沖でも浮流し養殖が行われています。
養殖された生海苔は、1月から初摘みされ2月末まで採れます。

魚介の特徴
美味しい理由

生海苔の約1/3は植物繊維で、EPA、ビタミン群も豊富な栄養満点の健康食品です。

おすすめの食べ方

生海苔は炊いて佃煮にしたり。天ぷらや三杯酢、味噌汁など色々楽しめます。
炊いた生海苔を肉や野菜の付け合わせにしたり、卵でとじたり、マヨネーズと和えて七味を振りかけるのもおすすめです。

〈生海苔の佃煮の作り方〉
①生海苔そのままでは海水の塩分があるので、ザルに入れて流水で塩気を洗い流します。
②長い海苔は食べやすいように刻んでから、鍋に入れ酒を加え火にかけて灰汁を取ります。
③生海苔が半分くらいに減ってきたら醤油、砂糖を加えます。
※この時調味料は薄めにしてください。この後煮詰めるのでしっかり味をつけると味が濃くなります。
④焦げ付かないようこまめに混ぜながら煮詰めます。

見分け方

色が濃く深い黒色にみえるものが鮮度が良いものです。

画像提供:株式会社丸千