旬の青果

ビワ

2023.05.16

暦の上では立夏をむかえ、過ごしやすい時期ですね。新緑の木々や高松市の花「つつじ」も色鮮やかな季節となり、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
高松市中央卸売市場青果棟では様々な青果物が集まっています。今回は「ビワ」を紹介します。

香川県のビワはミカン園の防風樹として導入されました。今は全国有数のビワ産地となり、高松市・坂出市・善通寺市・三豊市・観音寺市など県内全域で盛んに栽培されています。
ハウスから始まり露地も栽培されており、露地ビワの出荷時期は5月中下旬~6月下旬頃です。

青果の特徴
美味しい理由

収穫時期の早い「長崎早生」、小ぶりだが酸味控えめで甘みの強い「茂木」、茂木よりやや大きめの甘みが強く適度な酸味の「田中」、大玉になると100g近くなる「陽玉」など様々な品種を栽培しています。
西讃地域では「茂木」、高松市周辺では「田中」が多く栽培されています。
近年では、大玉で果肉が柔らかく糖度の高い品種「なつたより」も出荷量が増えてきており、2018年より香川県推奨品目のさぬき讃フルーツブランドになっています。

おすすめの食べ方

ビワは追熟しない果物なので、早めにお召し上がりください。低温も苦手なので食べる直前に短時間だけ冷蔵庫で冷やしましょう。
【丸ごと皮をむく方法】
流水で軽く洗い流し、軸ではなくおへその部分に包丁で浅く十字に切り込みを入れ皮を剥く。
【半分に切ってから皮をむく方法】
流水で軽く洗い流し、縦に一周切込みを入れひねって分けます。先に皮をむき種を取り出し、ティースプーン等でおへその方から渋皮部分をすくい取る。
ビワは皮を剥くと変色しやすいので早めに召し上がる、もしくはレモン水に浸すと色止めができます。
すぐに食べきれない場合は、コンポートにすると日持ちします。

見分け方

選び方は、果皮に、産毛があり、しわがなく張りのあるもの。ビワの果皮の黄色が濃いもの。黒く変色していないものがおすすめです。
保管方法は、日持ちしないので、早めに召し上がっていただきたいです。
冷蔵庫が苦手なので涼しい場所で保存するのが望ましいです。召し上がる直前に冷蔵庫で冷やしてください。