旬の青果

早秋(そうしゅう)

2023.10.03

10月を迎え次第に暑さも和らぎ、ますます実りの季節を迎えていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日も高松市中央卸売市場青果棟では様々な青果物が入荷しています。今回は柿の「早秋」を紹介します。

早秋は2003年に品種登録された完全甘柿(自然に渋の抜けるタイプの甘柿)です。
高松市香南町、綾歌郡綾川町や三豊市高瀬町などで生産されており、柿の中では早生品種で出回り時期は9月中旬から10月上旬になります。

青果の特徴
美味しい理由

丸みをおびた扁平な四角形で、色は赤みの強い橙色果実です。側面が少しデコボコしていることもあります。
硬すぎず柔らかすぎない食感で、糖度が高く、果汁も多くてすっきりとした味わいです。

おすすめの食べ方

皮をむきカットして、そのままお召し上がりいただくのが一番です。
渋みがないので、お料理やスイーツにお使いいただけます。
お料理なら、サラダ、なますや白和えなど。スイーツならヨーグルトと合わせて柿ヨーグルト、お好みでお砂糖やはちみつでどうぞ。ジャムやコンポートもおすすめです。
熟して柔らかくなった早秋と牛乳の材料2つだけでプリンも作れます。これは、柿に含まれるペクチンと牛乳のタンパク質が合わさると固まる性質を持っているからです。ゼラチン要らずで簡単にお試しいただけます。


見分け方

選び方としては、果皮の色が濃いもの。持ったときに重みを感じるものがおすすめです。特徴として、形がややデコボコしていることもありますが問題ありません。
早秋は、早生品種としては日持ちが良いですが、お早めにお召し上がりください。
保存方法としては、柔らかい果肉がお好みの場合は新聞紙で包んでポリ袋に入れて常温で保存してください。
また、硬い果肉がお好みの場合はラップで包みポリ袋で密閉し野菜室で保存すると硬さが保たれます。