旬の青果

清見オレンジ(清見)

2022.03.30

春分の日を迎えすっかり春ですね。17日の福岡市をはじめ数か所でソメイヨシノが開花し、高松市でも24日に開花が確認されました。
高松市中央卸売市場青果棟では様々な青果物が揃っています。今回はこれからの時期に美味しい「清見オレンジ」を紹介します。

静岡県清水区にある果樹試験場で温州みかんの「宮川早生」と「トロビタオレンジ」を交配して育成された、国内初のタンゴール類の品種になります。
品種名の「清見」は育成地の静岡県清水区にあった清見潟に由来します。
「さぬき讃フルーツ」の「不知火(しらぬひ)」は「清見」と「ポンカン」をかけあわせてできたものです。

青果の特徴
美味しい理由

香川県内では観音寺市、三豊市、高松市が主な産地になります。
柑橘としては出荷時期か遅く、露地物は3月まで樹上で完熟させ、十分に色づいたところで収穫します。
出荷直前まで収穫せず樹上で完熟させることで甘く、美味しくなります。
果肉は柔らかく果汁も多く、みかんの甘みとオレンジの香りが特徴です。

おすすめの食べ方

手で皮を剥くこともできますが、果肉がとても柔らかいため皮ごと串切り(スマイルカット)にしてお召し上がりください。
果汁を絞ってジュースやラッシーにしても美味しいです。
《切り方(スマイルカット)》
①上下に分かれるように半分にカットします。
②さらに半分、1/4とカットし、くし形の1/8になったものを手で皮を剥いて食べます。皮と実の間に切り目をいれてもOKです。
くし形の1/8サイズにカットすると、にっこり笑ったスマイル形になるので「スマイルカット」といいます。

見分け方

果皮の色が濃く、きれいなオレンジ色で張りがあるもの、ヘタに青みが残っているものがおすすめです。
持った時にずっしりと重みを感じるものが果汁が多く美味しいです。