旬の青果

ネーブルオレンジ

2021.02.09

なかなかコタツから出られない2月。
高松市中央卸売市場の青果棟に出荷されるネーブルオレンジが増えてきました。

ネープルオレンジは香川県では毎年学校給食にも使われる、とてもなじみのある柑橘です。
三豊市・坂出市を中心に県内各地から出荷されています。
「ネーブル」という言葉は、おへそを意味していますが、その名の通り特徴的な形をしています。

青果の特徴
美味しい理由

オレンジは輸入オレンジのおかげで1年を通して食べることができますが、
香川県産のオレンジは1月~3月の期間にしか出回りません。

毎年12月から1月に収穫し、2月が出荷ピークになります。
収穫直後は酸味が強いのですが、倉庫で眠らせることで熟成され、2月頃には最高の味に仕上がります。
香川県は全国でもネーブルの生産が盛んで、生産量は全国7位です。

おすすめの食べ方

ネーブルオレンジは外皮が硬い柑橘です。
手でむくこともできますが、ナイフでカットすると食べやすくなります。
一口サイズにカットしたあと、実と皮の間に切れ目を入れると、食べるときに手が汚れないので、おすすめです。
ネーブルは強い甘味とさわやかな酸味のバランスがよいですが、酸味は日が経つごとに抜けていきます。
もし酸っぱすぎると感じた場合は、冷暗所で置いてから食べてみてください。

見分け方

手に持って重みを感じるものが、果汁をたっぷり含んでいます。
逆に、春になって出荷が終盤になる頃には水分が抜けやすくなってきます。
見た目の大きさより軽く感じるものは避けたほうがいいでしょう。