旬の青果

太秋柿(たいしゅうがき)

2022.09.14

瀬戸内国際芸術祭2022の夏会期が終了しましたが、次の秋会期は29日より開催になります。
9月も半ばになって少し暑さがやわらぎ、朝夕は過ごしやすくなりましたね。
さて、高松市中央卸売市場青果棟ではさまざまな青果物がそろっています。今回は「太秋柿」を紹介します。

香川県では、高松市・綾川町・三豊市などで主に栽培されています。
太秋は、「富有柿」をベースに「次郎」と「興津15号」を掛け合わせて1994年に品種登録された品種で、一般的な柿の品種よりも大玉です。
旬としてはもう少し遅い時期になりますが、産地の中にはあえて緑色が残るうちに収穫・出荷をしている地域もあります。

青果の特徴
美味しい理由

甘柿で食味が良く、シャキシャキとした食感や果汁が多いのが特徴です。
果実中心に、円を描くように細かい筋が入りやすい特徴を持っていて、糖度が高くなれば出来るともいわれています。
筋入りと筋なしを食べ比べしてみるのも面白いですね。

おすすめの食べ方

ぜひ生食で、サクッとした食感や食味を楽しんでいただきたいです。
なますや白和えに入れると違った楽しみができます。
生ハムを巻いてもおいしいですよ。

見分け方

果皮に張りとつやがあるもの。果実はずっしりと重い物がおすすめです。